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小説第1弾 「生と死の狭間で」  第一話 『ハンターの第1歩』
彼の視線の先には 大都市の1つである、ドンドルマの街があった
 そこは『絶えることのない風と水、そして枯れることのない人々の活気に
 あふれた街』として多くの人々に知られている所だった
  「旦那さん 起きるニャ。もう着いたニャ」
  「ふぁ〜…  ふぅ やっと着いたか。これからここで生活するのか…
  あっ、そうだ。小さな御者さん ありがとう」
  彼がマタタビを何枚か手にして 白い巨大猫と呼ぶにふさわしい
 姿かたちの獣人族のアイルーに 笑顔で差し出していた

  「毎度ありニャ〜 今後ともごひいきに〜」
  そう言って アイルーは竜車と共に街の外に消えていき
 蒼い髪の少年は門をくぐり 街の内へ消えていった


  少年の入った街 ドンドルマ。そこは様々なモノが入り混じっていた
 小屋に響くペンが走る音、そして風の吹く音や水の流れる音
  そんな街門から 少し上った所に少し広い 中央広場があり 
 そこでも 商人の威勢のいい声、買出しをするハンター、たくさんの
 食材のにおいに溢れていた


  その広場には 酒場を兼ねた狩猟組合(ギルド)、武器工房、
 アリーナ、そして名声の高いハンターのみを対象とする大老殿と
 呼ばれる施設がある。
  ドンドルマのギルドでは ランク、名声により 大衆酒場と大老殿で
 セグメントされ どんなに名声の無いハンターでもハンター登録すれば  狩猟が可能になる

  その少年もまた ハンター登録のために大衆酒場と呼ばれる
 キツイ臭いのする酒場へ姿を消していった…






   「うぉ〜 負けてたまるかぁ!!」
   「何のこれしき〜!!こちとら金が掛かっとんじゃぁ」

  中央に腕相撲用のタルがあり そこでは今日も狩人たちによる
腕相撲が行なわれていた
  そこからそんな声を聞きながら 蒼い髪の少年は人の少ない
カウンターへ口に笑みを浮かべながら 歩いていた

   「あの〜 ハンター登録したいのですが…」
   「えぇ〜と それじゃあまず コレに必要な事を書いて
  それと 狩猟記録用紙を出してね」

   そのメイド服の女性は 小さな羊皮紙を、ウインクしながら
  少年に差し出した

   何人もの男をとりこにさせたであろうソレに 少年は頬を
  赤くさせながら分厚い用紙を渡し 受け取った羊皮紙にスラスラと
  書いていった


   “クロノス・スレング 18歳 双剣使い” と



   「男の子なのに 綺麗な字ねぇ。それじゃあ マスター、
   彼のランクはどうしますか?」
   「街が始めてであるのであれば 一番下のペイグラントでいいじゃろ
   よろしいかな、蒼髪の若き狩人よ」


   そう言ったのは とても小さな老人だった。実際は人間族ではなく
   色々な街などで 様々な難しい仕事についている 竜人族であった 

   「わかりました ところで他に何かやる事があるんですか?」
   「そうなんじゃ。この街に来たからには お主にもチームに所属して
   もらう」

   「理由はいたって簡単じゃ。ここに街が出来てから数十年は
   モンスターもさほど強くはなかったのじゃが ここ最近
   モンスターが異常なほどに強くなってきている。
   そこで チームを作って 一度に出来るだけ多くの数を効率よく
   討伐出来るようにと 大長老と相談して決めたのじゃ」


   「僕はどんなチームに入るのですか?」
   「それは 明日決まる事になるから 狩人専用の部屋 マイハウスで
   ゆっくり身体を休めなさい。ディアナ、鍵を」


   「スレング君 この鍵はスペアが無いから 無くさない様に
   気を付けてね。
    マイハウスは ここを出てすぐの所に在るから」

   「それじゃあ 明日の朝 ここに来ればいいんですよね」
   「そういうことじゃ しっかりと眠るんじゃぞ」



   ギルドマスターとディアナに見送られて スレングは酒場を後にした


   スレングが酒場をあとにしてから 少しして酒瓶を持った若い
  竜人族と肩に鷹を乗せた少年と 手癖の悪いことで知られる
  体毛の黒い獣人族のメラルーが酒場に入ってきた



   「ネムよ、今回も無事に帰ってきたのぉ」
   「当たり前よ!!私たちの実力を一番知っているのは
   マスターでしょ」

   「ネムさん また飲んでるんですか。体に良くないですよ」
   「ディアナ、竜人族はお酒に強いの!こんなの飲んだうちにも
   入らないわ。それよりさっきここから出た子は新人?」
   「まぁ そういう事じゃ。お主のチームに入ってもらおうかと
 思っておるのじゃが、いいかの?」
   「うふふ、育てがいのありそうな子だったわね」
   頬をうっすらと紅く染めているネムは 微笑みながら
   その日3本目の酒瓶をあけていた
小説 第1弾
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