スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

-
Comments#0 / Trackbacks#0
小説第1弾 「生と死の狭間で」 第4話 『絶対の信頼関係』
ネムはテーブルの上に 小さな羊皮紙を一枚置いた
 「君にはこの『ランポス20頭討伐』をやってもらうわ。
 こんなの簡単でしょ?」
 「あ、はい。あのぉ これって入団試験か何かですか?」
 「まぁ、そんな感じかな。すぐに出発できる?」
 「はい!それじゃぁ行ってきます!!」
 「行ってらっしゃ〜い。背後には注意してねぇ」


スレングが着替えている頃 酒場にいた例の3人は
何やらこそこそと話していた
 「スレング君にはああ言ってましたけど アレもやるんですよね?」
 「そりゃそうよ〜、彼にどれ位の力があるか知っとかなきゃ!
それにあの子なら大丈夫でしょ♪」


白に身を包み 双剣を背負った少年は酒場の出口から
港へと続く道に歩いていった
その後ろに 黒い人影がついてくるとは知らずに…
一隻の船が停まった場所は 目の前に崖がそびえている所だった
その船から スレングが笑みを浮かばせながら降りてきた
 「ここが密林かぁ…。よし、それじゃぁ一仕事しますか!」
目の前には2本の道 右は崖に挟まれた道、左は海岸沿いの道
彼は迷わず 右の道へ足を進めていった

崖に挟まれた上り坂を抜けると 木々が生い茂る静かな場所へ出た
そこでは害の無いアプトノスの群れが草を食んでいただけだった
 「ここにはいないかぁ。上の方へ行ってみるか」

群れの先に見える上り坂を上る途中 背後でアプトノスとは違う足音が
聞こえた気がしたが 今はそれどころでは無かった

坂を上りきった場所 そこに今回のターゲット、ランポスがいた
ソイツらは青いウロコをしたトカゲのような奴だった
 「ごめん、君達の命 奪うよ…」
そう呟くと 背中の剣を抜いてランポスの群れの中へ突っ込んでいった

 〈ギャァギャァ〉
そう鳴くと 青い狩人たちは間抜けな白い獲物へ飛び掛っていった
しかし 彼らの爪がその白い獲物へ届く事は無かった
ソレは手に持った二つの刃物で 彼らを切り刻んでいった
その動きは 魂を天へと導く死神の、どこか哀しい舞に見えた


 「ふぅ 何とか20頭狩れたかな…」
白い防具の所々を血で染めているスレングは 剣を背中に戻すと
船の停まった場所へ向かった
 「早く帰って報告するとしますか。それにしても ネムさんの
 『背後に気をつけろ』って何だったんだろ?」 

そんな事をブツブツと呟きながら スレングが船へ向かって
坂を下っていると 後ろにいたアプトノスの群れの1頭が
大きな音を立てながら 倒れた

 「ランポスはさっき討伐したはずだし 飛竜の気配も音もしない。
 それなら何で?もしかして流れのハンター?!」

ハンターはギルドに登録し、その仲介で依頼を受けるかもしくは
地方の村の長から依頼を受けるのがほとんどだ
しかし ごく少数ではあるが個人で勝手に依頼を受けるハンターがいる
彼らは【流れのハンター】と呼ばれ その者達の多くは
獲物の横取りから過剰の採集、発掘 時には同業者である他のハンターをも
狙うとして 忌み嫌われている

もちろんその事を知っているスレングは 武器に手をかけ辺りを見回した
その時 足元で"バンッ!"と 何かが破裂する音がした
小説 第1弾
Comments#0 / Trackbacks#0
スポンサーサイト
-
Comments#0 / Trackbacks#0
Comments
CommentForm










TrackbackURL
http://hokt-game.jugem.jp/trackback/64
Trackbacks
InternetExplorer Only